charliemama418

私は社会化のドッグトレーナー

http://charliemama.weblog.to/

犬を迎える前に

8 12月

犬との暮らし方の基本

家畜化の流れを踏む

犬の場合は愛玩化、というべきでしょうか・・・日本ではほぼ使役犬を除いては
愛玩目的というわけですから、愛玩化と言うべきでしょう。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%B6%E7%95%9C%E5%8C%96

人間の管理下での繁殖の過程において、それらの動物には様々な変化が起きている。その一部は、より有益なものを選んで繁殖させるうちに、その特性が強化された、いわゆる品種改良の結果である。しかし、それ以外の部分にも共通してみられる変化が生じており、これらの変化を総じて家畜化と呼んでいる。

愛玩化の流れを踏む。とは・・・

人間の管理下(正しい管理の元)、品種改良をし、好ましい変化を生じさせる過程を踏む、
と私は考えています。
その犬はその犬ですでに目の前にいる。
諦めるのではなく、その性質、傾向を受け入れてより良い方向に導く、ということ。
人間が導く、ということ。その可能性も含めて。
その犬一代のうちにそれを目指そう、という思いを込めて。

犬との暮らしはこちらからの取り組みがいかに重要か、ということだと思うのですけどね。
気長にね、ということも。

*******************


親と言うものは、港であるべきで
社会に出れば否が応でも厳しさを受けるものですから
厳しさをわざわざ親が与えなくても良いじゃないか?というのが子育て犬育ての私の基本。
ただし、厳しくしない=甘やかすということではなくて、自分で考える力を養わせるために
叱責で委縮させない、と言う意味です。

動物たちの子育て・・・
お母さんの足元で不安げな子・・・
勇気を振り絞って足元から離れてみる。怖かった。そしてまた足元に逃げ帰った。
逃げ帰ったことを母は叱りません。
ペロペロ舐めたり、おっぱいを与えたり、安寧を与えるのですね。

私たちが犬を迎える時、子犬であろうと成犬であろうと、基本はこの母のように振る舞うべきではないでしょうか。

ところが・・・
どうでしょう?
しつけ本の通り、犬をしつけようと躍起になるさまは、犬にとって理解不能、キャパの小さな子にとっては
怖い、ここは安心でない、敵なの?・・・って思うかもしれませんよね。
だからこそ、しつけというのは叱らないで確立させなくてはいけないわけです。
正しい行動をした時に褒める、それに集中するだけで大丈夫ですよ。
失敗を叱らなくても犬は不良^^;にはなりません。
安心して犬育てしてください。
ただし、犬は言葉を使わず、犬としての感情の表現方法をします。
犬独自の行動様式があります。人にとっては疎ましい行動も犬にとっては間違いではない。

それを理解しなければ、その犬の気持ちを理解することは出来ないでしょう。
犬としての感情の表現方法を学ぶ理由はそういうことなんですね。




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7 12月

根っこから変えて行く

続きます。
適時に適切な刺激を与えることが、飼育の基本で、その個体の安定した一生の基本となるものであるということが想像できるかと思います。
私たちに大切なことは、その機会を意図的に奪うことがあってはならない、ということです。奪ってしまうような仕組み(繁殖流通の仕組み)にNOを示していかなければいけないのだと思います。
それによって、様々な問題行動は激減していくと思うのです。今、大変な思いで育てている方は飼育と同時進行で、この仕組みを変えて行くための努力をして行っていただきたいと思います。
それを支えるのが我々の務めなのかなと思っています。

ペット業界の大きな力、圧力でもある場合があります。それに反することはなかなか難しかったりしますが、
発信することも大きな敵を作るようで怖いものですが、苦しむ犬たちを見るにつけ、根っこを変えなければいけないと思うのです。
社会化期において大きなハンディを背負った犬は、行動だって変えにくいんですよ。
飼い主さんにとっても負担が大きいわけです。
「今変えて行かなくては」その意気込みで参りましょう。


 「動物の愛護及び管理に関する法律施行令の一部を改正する政令案等の概要」に対する意見の募集(パブリックコメント)について(お知らせ) 
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=14412


 では昨日の続きです。
理想の犬(スーパードッグ)の育て方 (文春文庫)
スタンレー コレン
文藝春秋
人間と接触を持つ時期が早すぎた場合(子犬の心理が、犬以外の種との社会化を受け入れる準備ができていない時期)も、遅すぎた場合(臨界期が過ぎた後)も、恐怖や不安の反応が強くなったのだ。実験者がリードのテストの最後に食べ物を差し出しても、子犬たちは恐怖から立ち直れず、食べようとしなかった。撫でようとして手をのばすと、噛みつこうとする犬もいた。


http://dogactually.nifty.com/blog/2011/12/post-166.html

さらに、責任感のある小規模なブリーダーでは10〜12週が子犬を母犬から離す一般的な時期と言われています。

↑こちらはdogactuallyの記事です。


 
ブリーダーがしっかり人慣れの時期を利用して人への社会化に励み、 10~12週で飼い主の元に届ける。理想が見えてくるかと思います。
これらの社会化期を考えた正しい繁殖の在り方が、人への社会化を促進させ、人間社会に馴染ませられるということを考えると、この日本、何と過酷な犬たちの一生でしょうか。
噛んだ、人に唸った、甘噛みがきついなど・・・人がなめられているなんて言葉を真顔で説く事を信じる
または、「この犬はバカ犬、次に飼う犬は名犬にしよう」とか・・・
そういう人でも犬を安易に買える、そういう仕組みを何とかしていかなければいけないと思います。



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6 12月

「うちの子、子犬の時に首輪やリード装着が難しかったです」

社会化期は生後第3週から第12週にかけての時期を言い、その時期も二つに分けられています。
第1次社会化期と
第2次社会化期。
その二つにダブっているのが大体生後第7週。
この時期が一番、犬の中での暮らしから人への暮らしに社会化させやすい時期と言われています。

・・・

生後8週齢未満の犬をショップに並べないように・・・
というのと反していると思いますか?
7週が一番慣れやすいのだからその時期家庭に迎え入れさせないと・・・と?

生体販売される方の多くは、人に慣れる時期に売る方が良いと考えているのだと思います。
でも、実はそのなれる時期に人への社会化を進めるのは、繁殖者の義務ではないかと思うのですね。
これから暮らしていくであろう環境を巡らし、子犬たちに社会化を施す。
それが正しい在り方だと思うのです。

7週、8週齢の犬を展示する場合、それより以前に「仕入」るわけです。もっと早く親から離しているということ。また、ショップで「売れ残った」ら7週の一番いい時期を過ぎてしまう・・・じゃないですか?

いかに危険な仕組かがよく理解できると思うのですが。


**************************

さて、昨日お話しした「野生犬の実験」について。
ちょっと長いですけど引用します。


理想の犬(スーパードッグ)の育て方 (文春文庫)
スタンレー コレン
文藝春秋

“野生犬”と名付けられたのは、広い野外で犬を犬同士(母犬ときょうだい犬)だけで放置し人間との接触をごくわずかに限って育てたためだ。どの子犬も人間とふれあう期間は一週間だけ。その間は研究室で毎日人間にさわられ、声をかけられ、一緒に遊んでもらった。人間とふれあう時期は、生後二週、三週、五週、七週、九週と、子犬によって違っていた。生後十四週目まで人間と接触しなかったグループもあった。結果を見ると、ふれあう時期によって、子犬の人間に対する興味のしめし方に違いが出た。生後二、三週目で人間と接触した子犬は、研究者が近づいても黙って そばにいるだけで、あまり興味を示さなかった。人間が来ると喜び、もっとも興味をしめしたのは生後五週から七週のときに人間と接触した子犬で、九週になってはじめて人間と接触した子犬は人を警戒し怖がった。
 この実験では、犬が人間を受け入れるためには、人間とふれあいを持つタイミングが決定的に重要であることが証明された。  
 生後五週から九週の間に人間とふれあった子犬は、リードをつけてもほとんど問題がなかった。生後5週以前(第二社会化期が始まる時期)に一週間人間と接触した子犬は、リードをつけるとかなり抵抗した。最悪なのは生後十四週まで人間とのふれあいを持たなかった子犬だ。
長すぎてしまうので、続きにします。

こういう記載を読むと、絶望視する方が多いわけですけど、
でもそれでも丁寧に飼育してその家での「お利口さん」に育つ犬が圧倒的に多くて
遺棄されるケースは犬に問題があるよりも人間の心構えの問題が大きいわけですから、大切なことは「補えるか」それにチャレンジできるか、ということだと思います。

いわゆる世間で言われる お利口さんを、連れている人が偉いわけではないわけですから、あきらめずに頑張りましょう。

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4 12月

どこから犬を入手するか



どこから迎え入れるにしても、100%上手くいくことはない。と肝に銘ずることが大事。
ですかね。

ペットショップ、という子犬にとって異常事態である場所を廃止させる
犬を真剣に考える私たちの究極の望はそこです。
そういうお話をするときに必ず
「ではどこで犬を買えばいいの?」
と。
犬を買うもんじゃない、という意見。犬は買うものではない・・・
雑種、と言われる犬種についてはそうでしょう・・・
遺棄された純血種も、今現在は里親募集待ちの子がたくさんいます。
が、
犬種。純血種ですね。(形態重視の繁殖から虐待繁殖が生まれ、それを飛躍させて純血種繁殖はは虐待だ、になってしまう方もいる現状・・・)
本当の意味でのブリーダーが、家庭で飼育しやすい性格の穏やかな犬種の良い特徴を際立たせた
そういうブリーディングをするブリーダーが・・・
犬を作り上げる時にかかる費用を犬の価格に含めても、それは正しいことだと思います。
愛護が愛誤になってしまうと、そういうブリーディング自体も否定されるので問題がややこしくなるというか
話が平行線になります。
そういう愛誤に走りやすい方は、私たちトレーナーに対しても
「犬で飯を食っている」
だから、そして
「犬のことでお金を稼ぐのはけしからん」
になって・・・とんでもない方向に話が進むことがあります。

いや、仕事ですからね。
仕事に対する敬意というものがないと、正しいボランティアも育たないのではないかなぁと思うのですけどね。
なので、
犬を正しく繁殖する方には敬意を、というのは当然のことです。

話が飛びましたが、
たとえ、正しく繁殖された犬たちでも、それぞれの家庭に来るわけですから、問題が生まれないはずはない、
ここをしっかり理解しましょう。
ましてや、
正しくない繁殖や、育犬をしているところや、一度遺棄された犬を迎える時には
かなり苦労を強いられることは覚悟しなくてはいけません。

自分に覚悟があっても家族にはない場合もあります。
そういう場合、一人で頑張れるか、ということも考えないとですね。
なかなか命を預かるということは、難儀だと思います。もちろん、有り余る喜びを得られることの方が多いのですけどね。


小田原城址公園、いつも集合する二の丸広場や、散策する城内・・・
またまた放置糞が多くなっているんですよね。職員さんとお話ししたのですが、
「犬のトレーニングじゃないよ、飼い主のトレーニングが必要なんだ」って。
犬を飼っていない人の目は、常にそちらに向いています。


トレーニングはテクニックを学ぶものですが、それにばかり目が行くと
人間社会の中で生きる「犬」が取り残される・浮いてしまう、ということは言えるのですね。
叱責や犬同士の過ぎた怒号、派手なリードショックは
「どうにかしてくれよ~」
って思われているんですよね。なかなか耳が痛いですけど、
ショッピングセンターで人間の子どもが罵倒されたりひっぱたかれているのを見たくないのと同じことなんですね。
犬だから、という発想と犬は犬らしく、とはちょっと次元が違うのではないでしょうか。


今日はつくばの散トレです。いつの間にか、熱心な学びの場となり、
キャンセル待ちになってしまうほどに成長しました。
家庭犬としてのトレーニング、求めている方は多いのですね。
今日もよろしくお願いいたします。


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2 12月

犬と生きること

犬がどんな動物かを学ぶことで得られるもの
犬との暮らしをする覚悟
でしょうか。

それに耐えられないようだったら、辛抱できなければ、犬との暮らしをあきらめる
それも平和な暮らし方だと思います。
もうすでに、犬と暮らし始めて、犬との齟齬が出来てしまっているのでしたら?
もう一度学んで、犬を変えるよりも自分を鍛えよう、そう考えて頑張る方が健全ではないでしょうか。
結果、犬が、犬の行動が変化します。

ぶれないということ、にも通じますが、方法論ではないよ、方法はいろいろで良いよ、という考えは
鍛えるべきは自分か、それとも変化を犬だけに求めるのか・・・
の違いが出てきませんかね。
優しい方法なんだけど、犬だけに変化を求める方法ではなかなか上手くいかないと思います。
犬だけを変えようという意識が見え隠れ・・・私は違和感を感じます。

どういう育て方接し方をしても、自分の犬に通用しなければ意味がない?かといえば
そうとは言い切れないと思うのですね。いつか通用することを信じて努力する、それが大切でしょう。
犬も成長しますから。年の功ってやつはありますもんね。

犬だから、犬は・・・犬である。
それを思い出させるような飼育・・・早い時期に市場(!)に出された犬はまずそこから始める
という難しい現状があります。
犬が犬として受け入れられる環境が出来上がっていないところに、日本の犬を取り巻く脆弱さがあるような気がします。
供給側も、受け取る側も意識が低い。
犬を飼っていない側も問題はあります。
犬に多くを求める(お利口さんを強いる)ことで、犬に不躾に接する人が多いと思います。
普通に歩いているだけなのに「触らせて」「抱っこしたい」・・・または無言で触る・・・じっと見つめる
大きな声で話しかける、「怖いー!キャー!」とそばを走り抜ける・・・
そういう人間から自分の犬を守るということと、そういう接し方をされても攻撃的にならない様な最低限のトレーニングをする・・・
特に都市部で犬と暮らすということは、難儀ですよね。

人の教育、動物との付き合い方を学ぶという教育がもっともっと広まっていくと良いです。
子供のうちから、家庭動物への接し方や生態を学ぶということは生きる上での必須事項でしょう。


小田原市では、市内の全小中学校に「私は社会化のドッグトレーナー」を置いてくださることが決まりました。
将来的に、マナー教室、犬との接し方など以前きらめき小田原塾で行ったようなお話を子供たちにもできるように、色々模索していきたいなと思っています。



応援よろしくお願いいたします。
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1 12月

犬とは?

イラストでみる犬学 (KS農学専門書)
クリエーター情報なし
講談社


犬とは?
を考える時に総合的に学べる本を探すと、なかなか良い本に出会えなかったりします。
トレーニング学校で学ぶ時は、基本的に
生理学、解剖学、病理学、行動学を学びます。総合的な犬学ですね。

一般に犬を飼うにしても、広く浅く知識を得ることは大切なことだと思います。
上記の本は、イラストもたくさんあってわかりやすく書かれているのでお勧めです。

起源・進化・分類・遺伝
構造・機能
行動学
栄養と健康
という感じです。

犬が何か問題を起こす時、例えば排泄の問題。
ちょこちょこ失敗するという場合、一番最初に膀胱炎ではないか?を疑い
その検査をする、ということが多いです。
嬉ション^^;をする場合は、膀胱周りの筋肉が出来上がっていないために
いわゆる、もれてしまう^^;ということになりますので、そのあたりを説明するのに構造や機能を知っておくと良いです。
また、小さな違いはあるけれど、構造機能に大きな違いはないということが分かると
(脳の機能はかなり違いますかね)、人間と同じように感情があることも理解出来るし、
同じ痛みを有する命であることも理解できます。

進化を学ぶことで、犬と人との関わり合いを眺めることが出来、
犬の幸せが何であるか・・・という希望につながっていくと思います。
飼育はそれを考慮したものであるかを、基準にすればいいと思います。

犬にとっての正常行動(行動学)を学ぶことで、「問題行動だわ!」と大騒ぎすることが減ってくるでしょう。

という意味で犬を知るのです。
犬を差別したり、ラべリングするために学ぶのではないのです。

取扱い(=飼育)によって、危険が大きいということで、
しっかり学んで飼育を決意する、ということは必要だと思います。

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28 11月

犬には犬の言い分がある

意外に多くの方が
「私は自分の犬の言っていること(言葉)がわかる」
と思っていらっしゃるようです。
大体わかる~気持ちが分かる・・・かなり抽象的だと思いますが
分かると信じ込んでいる方も含めるとかなりの数いらっしゃるのではないでしょうか。

犬の言葉が聞こえる、分かる、という方・・・人間の思っていることも分かるでしょうか?

これは皮肉でも嫌味でもなく、分からないから争いや仲たがいが起きるわけで、
犬たちの世界で言ったら、咬んだり攻撃して問題行動犬とレッテルを貼られる、のです。
分からないから、直すのも困難だということ。

犬は犬。
これも基本的なこと。
人の言葉は分からないし「分かりなさい」は犬には迷惑です。

はっきり言って私は犬の言葉が分かりません。

分からないから、カーミングシグナルや行動学を学んで、行動から察しようとするのです。

曇りない目で観察するために、ニュートラルでフラットな精神で対する努力をしています。

*************************
最近の散トレの写真です。小田原、新横浜ですね。

010


ふわふわ、ぼんやり・・・または一杯一杯で気になるものに集中。

016


私たちが問題だ、と感じる行動は、その行動に対する私たちのリアクションでかなり強化していると言えます。
その人の癖が、その人の飼育する犬の行動を強化しえいるということは言えるのです。

013

023


突進して、相手の犬を蹴散らす^^;
犬は自分で自分の行動に満足でしょう。その証拠に
飼い主さんの顔を見上げるその顔が誇らしげですから。

かといって、その行為に叱責を与えるとどうなるか。
犬によってはその蹴散らす行動がいけないと受け取る。
ある犬は、蹴散らし方が足りないと受け取る。
ある犬は、自分が行動することがいけないと受け取る・・・

散トレで観察していると、受け取り方は実にさまざまであることが分かります。
犬の表情で分かるようになります。言葉が分かるわけではないのです。

009


種が違いますからね。なかなか難しいですね。
昔の犬たちはどうしていたのか?そんなに深く考えなくても、飼育が難しくなかった?
んー、でも飼育環境が違いますね。


029



繁殖された犬の状態も違います。
だから、過度なトレーニング、しつけが犬を追い込むとは言い切れないです。
比べようがないから。
ただ、現代の犬は、外に係留されていないことで、もっともっと
難しい犬としては難しい環境での暮らしを強いられている、という想像はしてあげたいいものだと思います。


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27 11月

自分流の犬育て

犬種によっても個性がありますが、それ以上に
その個体個体の個性=気質とかには大きな差があることはお分かりかと思います。
他の子と家の子とは違う、ということ。

でも・・・
夢中で犬と向き合っている毎日では、その簡単な基本事項さえ吹っ飛んでしまったりするのですよね。

「あー、あの子はもう落ち着いているのにうちの子は全然ダメ」
って。
競争ではないことが分かっていても、焦りますよね。

飼育本を隅から隅まで、しかも最初からきちんと読むタイプの方はいますか?
読むだけでなく実行してしまう、とか。
何か月にはこれをして、これが出来て、このくらいに成長して・・・とか。
非常に優秀な匂いがしますが、犬を飼育する際、多くの場合は足かせになります。
思い通りに育つはずがないから。
ゆとりや、遊びがあなたの飼育の基本に備わっていますか?
まあまあの線で行ってみませんか?
最初から名犬を目指すとろくなことがない、かもしれませんよね。

では、飼育の優先事項を決めて行きましょう。
あなたの家の優先事項です。

田舎の一軒家で、警戒吠えをするな、と考える方もあまりないかもしれません。
そうかといって、その吠えが分離不安によるものかどうか見極められないほど
犬に対して鈍感でいるのもまずいですよね。
吠えについてどのように考えているか、も優先順位を決めて行く上で必要なことになります。
飼育放棄に至る原因の中でも大きな割合を占めると思います。

一切の吠えを認めない方は、選択繁殖で吠えを強調してきた犬種は避けるべきだと思います。
現在の繁殖では、吠えを重視しないと言ってもDNAに刻まれた物がどの個体に現れるか、現れないかは
繁殖者にも予測はつかないわけですから。

わが家には吠えの問題が比較的多い「チワワ」がいます。あまり吠えないとされるキャバリアが^^;吠えますが
・・・
吠えの問題で困ったことはありません。深刻な悩みではないということ。やかましいなと思うことはあります。
心臓のことを考えて興奮させることは避けたい、というのはあります。
ただ、
はっきり言ってチャーリー(キャバリア)の吠えでも止められますから困ってはいません。

犬種と環境、どちらにも左右されることのない・・・吠えやすさ、吠えにくさはあります。
なので、優先順位として考えなくてはいけないことは

迎えた子が吠える子だったらどうしようか、
吠える子だったとしたらどうやってトレーニングしていこうか、
というところまで考えます。
トイレは外でも家の中でもできるようにしたいとか、
犬がたくさんいる中でも落ち着いていられる犬に育てたいとか
・・・
いろいろなその家庭の方法、ルールを作っていくわけですが、
基本は?家族のことが大好きな犬にする、ということでしょう。
そのためには、人が日々がみがみ犬の習性を無視した小言を言わないようにしたいものです。

ということを考えると、犬を飼う時の優先順位は
人間側が犬という動物を知ること、ということが言えると思います。
犬の生態や行動を学ぶ、ということですね。動物が苦手、でも犬を飼ってみたい
という方は特に、人間と犬との違いについては良く良く学んでいただきたいと思います。

苦手がいつか、犬なしではいられないというようになる日が来るかもしれませんよね。



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24 11月

名前に良い印象を持たせる

まず一番最初にすること
そして犬の生涯にわたって,そしてお別れの時にも。

名前を呼んでおやつ(おやつの代わりに犬が好きなことを提示する)
これで行ってみましょう。

例えば、排泄の躾け。

犬が家に来てまずは排泄の躾け、というわけになります。
この日本で。
条例で室内トイレを推奨するそういう国であるということ。
マンション住まいで、排泄のために外に出すことが不可能な環境とか。
お留守番が長くて、室内での排泄をしてくれると楽であるとか。

我が家のように、上記の条件であるのなら犬を飼うことを選択しない、という家庭もありますが
でも、排泄のために外に連れ出せないのであれば、犬を飼うな、という意見を唯一正しいと
推奨することもない、といえばない。
それぞれの環境の中でベストを尽くす。
そういう方法を伝えていますし、皆さんも目指されると良いと思っています。

排泄の躾け。

トイレシートのパッケージの裏に、
排泄を失敗したら、その場所に鼻をこすりつけて「イケナイ」としっかり叱る。

と書いてありました。ショップを始めてからしばらくそうだったので、そんなに前の話ではないですね。
今では排泄の躾けは「叱ってはいけない」というのが常識になっています。
常識になっていますが浸透しているとは言えないですかね。

いずれ、どんな失敗についても躾についても「叱ってはいけない」ということが常識になるのかもしれませんよね。
そしてそれが浸透するのには時間がかかるし、
常識に外れる人もいることは、世の常ですし・・・

名前を呼ぶ、というのが如何に使えるか、っていうか私たち人間同士も日常的に使っているのではないでしょうか?
用事がある時・・・「○○さん!」って呼びませんかね?
我が家は多頭ですので、用事があれば必ず名前を呼んで、用事を伝えます。
【名前を呼びすぎると名前に反応がなくなるだろうか?】
http://charliemama.weblog.to/archives/673067.html

を参考にしてみてください。


お家に来た時から、名前に良い印象を持たせるようにして
名前を呼ばれたら注目する=期待感を持つ、
最初にそういう関係づくりに集中されると良いと思います。


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23 11月

犬と一緒に成長すればいい

気負い・・・犬を育てる時、そういうものはありますか?

・・・

今はもこういうセリフもあまり聞かなくなりましたが
「うちの犬は血統書つきだから」

・・・
だから名犬に育つ、という不思議な発想を、ショップ開店当初には頻繁に浴びせられたものです。
上手く育たなかったら?
「バカ犬」
って・・・
困ったことを矢継ぎ早に話すけれど、アドバイスを求めているわけではなく
求めているのは自分にとって都合の良い「知恵」だったりしますね。
自分に出来そうな、効力のありそうな「知恵」みたいなもの。

「お酢のスプレーが良いのよ」
「ペットボトルの中身はもっと音がするものがいい」
「首輪は絞まるタイプの方が犬が苦しいから引っ張らないわよ」
「苦い味のするものを手に塗れば噛まないわよ・・・」

というジャンルの「知恵」
知恵袋にはそういう「知恵」を求めて長い列ができるのかもしれませんね。

そういうものを求めるのは、気負いからではないですか?

犬も生まれて成長する犬生一年生なら、私たちも「その犬」と暮らし始めた一年生です。
どんなに犬との暮らしを経験していても「その犬」との関係はピカピカの一年生。
一緒に成長していくという気持ちを大切にしていかなくてはいけません。また、
その犬の個性を考えて、自分はさらに成長できるかもと、考えたいと思います。

「良い犬」
「聞き分けが良い犬」
「お行儀が良い犬」
を連れていないと肩身が狭い・・・です?かね?
肩身が狭くなくとも、恥ずかしいとか思う気持ちはどこかにあったりします。
でも、犬も一生懸命に馴染もうとしているのですから、それを忘れないように
日々犬と向き合いましょう。
自分だって頭ごなしにがみがみ言われたら、その人の声も聞きたくないと思うでしょう。
結果、どんなに厳しくされても、声は届きません。
「声」は厳しくするから届くのではなく、その「声」が聴きたいから届くのです。
とっても基本的なこと。でも、時々忘れてしまうこと。
立ち止まり、深呼吸して、自分の思い通りにならないから自分がイライラしているのではないかと
振り返ってみるのも大切だと思います。


こちらのカテゴリーなどはいかがでしょうか?
【犬の飼育基本的な考え方】
http://charliemama.weblog.to/archives/cat_29869.html


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22 11月

「叱る」?「叱らない」?の続き


叱る、どういうものであるにせよ
それ自体が犬にとって嫌な行為である、私たちの行う叱りとはそういうものです。
ただ、
叱ることによって行動が直ることを期待しているだけで、犬を傷つけようとか
困らせようとしているわけではない、のです。

でも、結局、してほしくないことが延々続くのですから、叱りは有効ではないということになります。

そうすると、
叱り方が生ぬるい、もっと効果的な叱りを、という流れに向かう。
ということが往々にしてあります。
その流れに至る状況をよく考えてみてください。
「ああ、そうだな、そうだ」
って思いませんか?こんなに情報が多くて、飼育に役立ちそうなわりに
犬のお悩みは尽きない・・・と思いませんか?

私たちは、犬の何を直したいのか。

噛んだり、かじったり、粗相をしたり、吠えたり、唸ったり、ガウったり・・・。そういう行動一つ一つに、叱責を加えて行くとします。
噛んでいる時、犬はあなたと触れ合っている。
吠えている時、犬は誰かが来たよと教えてくれている。
粗相に見えるけど、実はトイレがどこであるかは犬は分かっていない。もともと決まったところでするなんて
思ってもみないことだから。
唸ったりガウったり。それ以上近づくと噛むよ、の合図なのでしょう。

行動にはいろいろな意味があり、その行動と同時進行の行動が必ずあります。
状態、といってもいいのかもしれません。
叱責はそのどれに向かってのものか犬は理解するでしょうか。
しかもまだ子犬なのに・・・

あなたの犬は不機嫌ではないですか?
あなたの言葉の意味が分からないのかもしれません。
叱りを封印して見ましょう。するとどうやったら犬に伝わる教え方ができるか
それを考える過程が見えてくると思います。それが犬と暮らす醍醐味になると思います。

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21 11月

「叱る」?「叱らない」?

叱らない、ということを提唱すると
「とんでもない!」
と思う人がいることは事実で、叱らないから野放しにされて迷惑をかける犬が育つ
という流れを想像して憤慨されるのでしょう。
こういうことを思う時に、人間の子育てでご主人が
「お前が甘やかすからこんな子になったんだ」
みたいなセリフを口にすることってありますよね?それを連想します。

叱らないからではなく導かないからでしょう。しかも一人の責任ではない。

導き方には、叱る方法と、叱らない方法があって
叱って育てて良く育った方が「叱って育てても、心は歪まない」と主張する。
でも、叱って育てて心が歪んだ犬になってしまった時は?
サポートがない、少ないのが現状です。

叱って育てられた犬は、叱らなくてもきっと良く育ったと思います。これは自信を持って言えます。

そこで、私がお話しする「叱らない」についてですね。
ご説明します。特に、犬を迎えて2週間は気をつけていただきたいです。
犬が自分の居場所を見つけるのにかかる日数はそれぞれですけど、大体2週間。
この間に私たちをしっかり観察しています。人が観察するよりも犬は些細なことまで見ています。
もうその時期を過ぎてしまったとしても、いつからでも変更可能です。
犬は受け入れてくれます。

「叱る」は、言葉の叱責だけではなく、犬に何かをやめてもらいたい、その行動はNGだよと思う時に私たちが犬にする禁止(天罰法も、体罰も、言葉で叱ることもすべて)すべてを言います。結構しんどいですよね?
私たちは憤りやすいことを身を持って知らされます。

犬にとって人間からの叱責は「良いこと」ではない。
ですよね?
「嫌なこと」なんです。
嫌なことが現れるんですよ、叱るということは。
どういう方法であれ、言葉であれ、犬にとっては同じ。
犬が行動をしたら嫌なことが起こった・・・嫌なことが起きたからその行動をやめよう

赤ちゃんである犬が考えられるか。すべての犬がそう考えると思いますか?
その行動をしている時に目にしたものに嫌な印象を与えるかもしれません。場所とか。
だからこそ叱らないで行きます。
方法論として叱らないを採用すればいいんです。たとえ叱ってしまいやすい人だとしても
叱らない方法を採用するということですね。
自分のトレーニングとしても有効です。


続きます。

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20 11月

子犬がきたら?

子犬(成犬も)が家にきました。(と仮定します)

最も注意したい点は?

観察に徹する、ということでお願いしたいと思います。
いたずらや粗相をします。落ち着きなく暴れる・走り回るでしょう。
甘噛みも当然します。すべて、生きているから当然の行動なんですね。
子犬でしたら、なおさら。赤ちゃんですから。

こんな時はどうするの?とインターネットで検索しまくるのではなく、まず観察。
その子の行動のパターンを知る という意味で観察してください。
「癖」が見えてきます。
オシッコの前にくるくる回る、とか、反対に前兆なく排泄する子だとか。
食後する、狭いところでする、物陰に隠れてしたがる、堂々と部屋の真ん中でする、とか。
排泄についてはそんな感じ。
木製のものがかじりたい、おもちゃをすぐに壊す子だとか、綿を食べちゃう。
おもちゃには興味がない、とか。

人に興味がない、っていう犬もいますよ。どちらかというと犬寄り(犬らしい)の犬。
指示が伝わり難いです。

勘に触りやすい犬もいます。大きな音や声に反応して飛びついたり噛みついたり。
寝ているところを触るとか、そばを通るだけで神経質そうな態度を取る子犬もいます。
子犬なのに、食器を守る行動が出ることもあります。

そういったすべてに対して、まずは慌てない。
命ですから当然個性があって、反応の仕方はそれぞれであることをしっかり認識しましょう。

観察するためには部屋、環境の管理が必要ですね。
イタズラ予防、排泄の失敗に慌てないような環境整備をまずする、ということで。

飼育書通りにはいかないし、飼育書通りに進めようと思わない方が良いです。
健康に関する不安や疑問は獣医師にご相談を。早めにかかりつけをお決めになっておくと良いです。

また、次にお願いしたいことは。
「叱らない」ということですね。
それについては明日。



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